SoCの第三者検証サービス、FPGAトータルサービス、無線製品設計の受託開発、920MHz対応の特定小電力無線通信マイコンモジュールを提供しているCMエンジニアリング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:河井淳、以下、CME)は、このたび、設計自動化ツール「SpecInsight」(以下、本製品)の販売を開始いたしました。
本製品の最大の特長は、仕様書からRTLを自動生成できる点にあります。お客様の仕様書に記載の端子やビット幅、レジスタマップなどの情報を、本製品指定のフォーマット(エクセルファイル形式)で記載することで、GUI上での簡単な操作によって、対応するRTLを自動生成することができます。本製品では、ブロック間、およびトップ結線を行ったRTLを生成する機能を基本ライセンス、レジスタ情報を含めたRTLを生成する機能をオプションライセンスとして、お客様がご購入いただきやすい廉価でご提供いたします。
本製品を活用することで、お客様は、仕様書の記載内容と形式を統一化することができ、再利用しやすい仕様書を効率よく作成することができます。また、手作業でRTL記述を行っていたことで発生するケアレスミスの回避や、記述したRTLに矛盾がないかどうかの確認を行う手間を省くことができるため、お客様固有の回路の設計に専念することができます。当社の実製品を使用したテストでは、本製品を使用することによって、結線、およびレジスタのRTL生成のTATを最大90%削減することに成功しました。
また、2014年3月(予定)には、本製品の「検証の自動化への展開」も計画しており、「テストベンチ自動生成オプション」や「アサーション自動生成オプション」の機能拡張をリリースする予定です。